
アランセーター【aran sweater】
アランセーターとは、アイルランド本土の西側に位置する3つの島からなるアラン諸島が発祥とされる手編みのセーターのこと。
漁業、農業、観光業が盛んな島で、フィッシャーマンズセーターの原型の一つとされている。「アラン模様」と呼ばれる独特の編み模様が特徴。元々は防水、防寒性を重視するために未脱脂羊毛(みだっしようもう)を用いたオイルド・セーターの一種。ざっくりとしたシルエットで、丸首型に編み上げるものが多い。このようにアイルランド地方が発祥となっているセーターは、まとめてアイリッシュセーターとも呼ばれている。
アパレル業界の転職でトップクラスの実績があるエージェント
▶▶▶クリーデンスに無料登録する

未脱脂羊毛のオイルド・セーターの油脂分は、海水の浸透を防ぎ、太い毛糸で分厚く編まれていたため丈夫で動きやすく、保温機能も優れていました。「アラン模様」と呼ばれている編み柄にはケーブル(網)、ハニカム(蜂の巣)、ツリーオブライフ(生命の木)などがあり、漁に出る男性へ安全と大漁を願うシンボルなどが多く使われている。
