バイアス【bias】
生地の「たて地の目」「よこ地の目」に対して、斜めの角度のこと。特に斜め45度のことを正バイアスといい、22.5度と67.5度の場合はハーフバイアスという。バイアスで裁断することにより、伸縮の少ない織物でも伸びるため、カーブ部分のパイピング始末などでも利用される。
縫い代補強のためのテープでも伸縮度合いによって、バイアステープとハーフバイアスを使い分けされている。また、生地はバイアス方向が最も伸びやすいためパイピング用の生地はバイアスでカットされる。カーブ部分をパイピングする際には、内輪より外輪に距離が必要なので、特に顕著に違いが出る。
アパレル業界の転職でトップクラスの実績があるエージェント
▶▶▶クリーデンスに無料登録する
柄におけるバイアスの使い分け
デザインアクセントとして、チェック柄やボーダー柄をバイアスで使用することがある。また、柄合わせの必要がなくなるので、裁断と縫製の難しさを軽減することができる。ただし、バイアスにすることで生地の要尺が増えてしまうことのデメリットがある。