ケープ【cape】
ケープとは上半身を覆う袖なしのアウターウェア(外衣)のこと。デザインや丈は様々で、着用者の肩・背中・腕・胸をぐるりと垂らした状態で覆い、首元をを固定している。アレンジアイテムとして、最近では夏のスポーツ時に首元を覆う日焼け防止にも使用されるようになった。
ケープの語源はフランス語のカプ(cape)、フランス王家であるカペー家の始祖・ユーグ・カペーに由来し、カペー(capet)つまり短いケープをまとったユーグという愛称が元になっている。同じ意味を持つポルトガル語のカパ)cape)は、日本語の合羽の語源となったと言われている。
礼装としては、女性がイブニングドレスのコーディネートに、肩丈・腰丈・足元丈まで様々なケープを用いることが多い。丈の短いものは、毛皮を用いてボリュームや豪華なイメージを出していたが、近年はリアルな毛皮(ファー)を使用しないという動きもあるため、豪華な刺繍や飾り、ツヤのあるベルベット・絹・サテンなどの生地が使われるようになっている。アメリカ陸軍の礼装では、トレンチコートの代わりにケープが使われている。
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