ハトメ【eyelet】
ハトメとは、上下二つの金属部品を打ち付けて紐を通すようなデザインの穴を作るもの。YKKスナップファスナー(株)とモリト株式会社製が多く、上下二つの部品を専用の「打ち機」と「打ちコマ」で打ち付ける。ハトメボタンホールとは大きく異なるので注意が必要。
個人で制作する場合、クラフトショップで購入すると、簡易のコマを使用して金槌で打ち付ける。
生産時の注意点
ハトメをアパレルアイテムに使用する際に注意するポイントは、まずは生地との相性です。薄い生地やストレッチ性の高い生地には特に強度やほつれを注意しなければなりません。次にデザイン箇所による注意として、生地が重なる部分で厚すぎないかや、その後に縫製する際に邪魔にならないかなどもポイントになってきます。
デザイン例として、フードの紐を通すためのハトメを打つとします。生地1枚に対して穴を開ける用途に使用するので、補強のために接着芯を張り付けたり、パッキンを裏側に噛ますことがトラブル防止に繋がります。また、ハトメの大きさは紐の太さも考慮して選ばなければなりません。
見落としがちなトラブルは、カシメやドットボタンと違い、縫製前に打たなければならないので、位置や大きさを無視するとミシンが使用しにくくなり、ステッチがキレイに入らない場合があるので、デザインには注意が必要です。
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