フラワーホール【flower hall】
フラワーホールとは、スーツのディティールのひとつ。現在でも多くのジャケットに使われている仕様。ジャケットの左ラペルのに開けられているボタンホール、もしくはボタンホールのようにかがって、先端のみ穴を開けていることもある。
デザインの期限としては、首元まで留めていた第一ボタンの名残であるという説が有力。かつての詰め襟の軍服によくみられるような仕様から、開襟シャツのように折り返されて着用されるようになり、不要になった第一ボタンは取り外されてボタンホールだけが残ったという説。フラワーホールという名称についても諸説あるが、男性が花束を渡して女性に求婚したときに、承諾の証として花束の中から一輪を取り出してフラワーホールに刺したことからなどと言われています。
アパレル業界の転職でトップクラスの実績があるエージェント
▶▶▶クリーデンスに無料登録する
現在ではビジネスにおいて、企業の社章をつける際に利用されることが多くなっている。結婚式などのセレモニー、パティーシーンなどでは、ラペルピンやブローチをつけてオシャレを演出する場面があります。ラペルピンとは、フラワーホールに取り付けることができるアクセサリーで、スティックタイプやブローチタイプ、チェーンタイプ、花の形をした「ブートニエール」などさまざまなデザインがあり、スーツのオシャレとして他の人と差をつけるアイテムになります。