ゲージ(糸ゲージ)【thread gauge】
糸ゲージとは、編み機の針の密度を示しています。荒いゲージをコース・ゲージもしくはロー・ゲージ、細かいゲージのファイン・ゲージもしくはハイ・ゲージという。
ゲージの呼称は、通常1インチ(=2.54cm)間にある針数をゲージといっているが、細かく分類すると横編機、丸編機(吊編機を除く)、トリコット編機、ミラニーズ編機の場合に適用される。フル・ファッション編機は1.5インチ(3.81cm)間、ラッセル編機の外国製のほとんどの場合は2インチ(5.08cm)間の針数で換算される。編機は、ゲージによって供給する糸の番手を選定しなければならない。
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ゲージ出し
見本となる生地スワッチを編み出しして「10cm ✕ 10cm」の中に何目何段あるかによってゲージをチェックしますが、「ゲージ=ゲージ出し」となることはまれです。ニットは編み目の緩さを決められます。そのため2.54cm間に5目あったから5ゲージだと言うことは、また別となります。糸の番手(太さ)には適正ゲージ(その糸に対して最も適しているゲージの大きさ)が存在していますが、これはあくまで目安となるもので、糸の素材や形状、本数、また編み方によっても異なります。度目を詰めることで、表面を艷やかに見せたり、荒く編むことで透け感があり、ドレープ性の高い編地にすることもできます。しかし、適正を外れるには、機械特性や素材特性の知識や経験が不可欠となります。