グレンチェック【glen checks】
グレンチェック(glen-checks)とは、小さな千鳥格子とヘアライン(髪の毛のように細いライン)の格子柄を組み合わせて、ハッキリとした大きな格子縞となったウーレンチェックのこと。
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スコットランドの高地で作られ、もともとは大地主の下僕の服に使われていた。スコットランドの北方の高地地方(The Northern Highland)は、Great Glenという谷で分割されており、この谷間地方でグレンチェックは生まれたと言われている。また、グレナカート家の柄、グレナカート・チェック(glenurquhart check)を略したもの、という説もある。柄のパターンは30数種類以上存在し、英国の伝統的な柄のひとつとなった。ウィンザー公が英国王子だった頃によく愛用していたために、プリンス・オブ・ウェールズ・チェックとも呼ばれることもあるそう。
スタイリング
グレンチェックは遠目に見ると単一のグレーに見え、近くで見ると細かな柄がハッキリと見える。コーディネートの中では、主役となる存在感が出る。他のアイテムのカラーリングは無地のシンプルなものを合わせると、上品な中に個性的なスタイリングとなる。秋冬アイテムのコート・ジャケットやパンツに使われることが多い。