オートクチュール【haute coutuere】
オートクチュールとは、一般的には「高級衣裳店」のことを指す。クチュリエと呼ばれる裁縫士が、顧客のために完全オリジナルの衣裳をデザインするもの。生地・デザイン・仕立てを含めて最高級の完成度を持つもの。値段も非常に高級であるため、大富豪が顧客となる。第二次大戦後に世界情勢が変化し、大富豪の減少・女性の社会進出の増加に伴ってプレタ・ポルテと呼ばれる高級既製服がファッションの主流となっていった。次第に、オートクチュールメゾンもプレタ・ポルテを扱うようになっいったという経緯がある。
今日では、フランスのパリで「パリ・クチュール組合(La Chambre Syndicale de la Couture Parisienneラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌ、通称サンディカ)加盟店パリ・クチュール組合」が、オートクチュールの中心となっている。厳密には、この組合に属している
メゾンのオーダーメイド服のみがオートクチュールを名乗ることができる。
現在の加盟店は非常に減少しており、CHANEL・Christian Dior・Givenchy・Jean Paul GaultierFranck Sorbier 等、わずかになっている。
日本ではかつて、ハナエモリ が1977~2004年まで加盟していた。
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