
インディゴ【indigo】
インディゴとは藍(あい)のこと。天然の藍色染料で、蓼藍(たであい)などの植物の葉や茎から抽出する。インド北部原産のインド藍を表すギリシア語の【Indicum】が英語表記の【indigo】の由来といわれている。
1900年以降にインディゴが染めやすすさや、色の安定性を求めて化学合成して作られるようになる。合成インディゴは、o-ニトロベンズアルデヒドとアセトニンに水酸化ナトリウム、水酸化バリウムもしくはアンモニアの希薄溶液を加えて人工的に作られている。主成分は天然藍と同じとなっているため、天然の藍染めと同じように酸化還元反応によって染められている。現在では合成染料のことをインディゴとといい、それを使用した染め方を「インディゴ染め」、天然藍で染色したものを「藍染め」と呼んで区別していることが多い。
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ポイント
通常生産されているデニムは1910年代半ばには、ほぼ合成インディゴに置き換えられていた。そのため現存するヴィンテージジーンズでさえも、ほぼ合成インディゴで染められていたことになる。