カノコ・鹿の子
鹿の子生地とは、平編みの変形組織のニット生地の一種。平編みとタック編みが交互にくる編み方で、生地表面に隆起や透かし目を作ることができる。鹿の子供に見られるような網目柄となるのでカノコと呼ばれるようになった。タック編みとは編み目のループを2~5回とばして作る編み方で透かし目や隆起目、色糸を使って陰影を出すこともできる。
表面に、凹凸ができるので通気性が良く、肌に触れる面積が少ないのでベタつかず、肌離れが良いため夏のポロシャツやスポーツウェアによく使用される定番的な素材となっています。横方向への伸びが少ないため、洗濯後の型崩れにも強くケアしやすい素材でもあります。

表カノコ(表面)

表カノコ(裏面)
現在販売されているポロシャツは、ほとんどがカノコ素材を使用していると言っても過言ではない。元々の通気性・速乾性に加えて、ポリエステルとコットンの混紡糸を使用し、後加工を加えている製品も多い。吸汗速乾の向上はもちろん、UVカット・抗菌消臭・イージーケア等の機能を多数加えることで、日光に当たる機会が多く汗をかきやすい夏の素材として定着している。完全無料・3分で登録可能 アパレル業界の転職はクリーデンス