
乾湿強力比(かんしつきょうりょくひ)
乾湿強力比(かんしつきょうりょくひ)とは、乾燥した状態と湿度の高い状態での繊維の強度の違いのこと。繊維の多くは乾燥した状況での強度と水にぬれた状態では強度が変わります。綿や麻などの植物繊維は、乾燥しているときよりも濡れたときの方が強さが増します。羊毛や絹、化学繊維は濡れた時の方が弱くなってしまいます。
乾湿強力比 | |
木綿 | 102~110% |
亜麻 | 108% |
ラミー | 118% |
絹 | 70% |
羊毛(メリノ) | 76~96% |
ナイロン(フィラメント) | 84~92% |
アクリル(ステープル) | 90~100% |
ポリエステル(フィラメント) | 100% |
キュプラ(フィラメント) | 55~70% |
レーヨン(フィラメント) | 45~55% |
▶▶▶ 参照:繊維製性能表
繊維の乾湿強力比からの注意点
木綿は湿度が高い方が強さが増すことからも、日本の気候に向いており特に肌着として使用することには非常に理にかなっている。しかし冬場の乾燥する時期に薄手の木綿を生産することで起こるミシン針での地糸切れに関しては、工場内の湿度を上げるなどの対策はおこたらないようにしなければならない。
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