蛍光増白剤
蛍光増白剤とは、紫外線を吸収して目に見える青白い光に変えることで、見た目の白さを増すために使用される。つまり白の染料として使用されているもの。色のついていない晒(さらし)状態の生地に対して、さらに白さを増した白い生地にする効果があります。
洗濯によって徐々に落ちていくので、白い洋服が段々とくすんだ色になってしまうことがあります。そのため家庭でも洋服の白さを保つために、現在では蛍光増白剤が家庭でも使用されるようになっています。よく混同される漂白剤は、洋服のシミや汚れ黄ばみ、色素を化学反応で落とすものです。
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アパレル生産での注意点
蛍光増白剤を使用した白と、通常染色による白は見た目が同じように見えても大きな違いがあります。それは蛍光増白剤を使用した白は紫外線を吸収するということ。何が起こるかというと、室内で同じような色に見えていた生地が、外光の下ではまったく違う色に見えてしまうことがあるということです。特にポロシャツのリブやTシャツのフライスなどをそれぞれ手配する際は注意が必要。写真はリブの糸に蛍光増白剤が使用されているもの。この程度では大きな問題にならないが、素材によっては大きな差が出ることもあるので、外光での色チェックはしておいたほうが良い。