キモノコート【kimono coat】
キモノコートとは、日本の着物をモチーフにしたコートのこと。海外デザイナーが着物のイメージをアレンジして発表することもあり、たびたび注目されているアイテムである。しなやかなロング丈の流れるようなライン、着物の袖をアレンジしたドロップショルダー。
袖口や襟・裾や裏地などに日本の伝統的な着物柄や和柄を使っているなど、多彩なアイデアが登場している。94/95年秋冬のパリコレクションで山本耀司が発表して以来、構築的な造形性とは異なる発想が多くのデザイナーに影響を与えてきた。
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着物と洋服の主な違いとしては、着物は平面構造であり洋服は体の形に合わせた立体構造であることが最も大きな差である。そのため体の形状とは違う着物を、美しく着るには技術が必要になってきます。着物の構造は反物(生地)を捨てる部分がなく、折り込んだりすることで余すとこなく使っています。丹精込めて織った織物を無駄にしない精神や、ほどけばまた仕立て直して使っていけることが、昨今環境問題が注目される中で注目されている部分でもあります。