キセ
キセとは、ジャケット・コート・スカートなどの裏地が体の動きに対して詰まってしまわないように入れているゆとりのこと。表地と裏地を同じ大きさにしてしまっては、裏地が詰まってしまって動きにくくなってしまいます。そのため表地よりも縫い代を大きく取り、タックのようにたたむことでゆとりを作っている。
肩周りの動きや、前かがみになるような動きに関係するセンターバックは、通常他の箇所よりも大きくキセを取る。また横方向は切り替えごとに5mm程度、裾や袖口に関しては1cm~1.5cm程度キセを取る場合もある。
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高級なジャケットに関しては、AHや袖口のキセを細かく距離を調整しながら手縫いをし、センターバックのようにハッキリとタックのようにたたんでいない場合もある。
裾の裏地側に、キセが入っている様子。縫っている部分から少し離れて、折返しているのがゆとりとなっている。