靴ずれ
靴ずれとは、スラックスの裾部分が靴で擦れて破れるのを防ぐため、補強のために取り付けている当て布。主に共生地で、場合によっては生地の耳部分も利用する。取付け位置はパンツの後ろ中心で、裾の折り返しから1mmくらい出るように取り付けることが多い。しかし、正しい知識がない場合、表から少しでも見えることはおかしいというクレームが多発し、見えないように取り付けられることも増えてきた。写真のスラックスは短い丈で作っているため、靴ずれそのものが飾りとして付けられている。
裾上げのしやすさ、靴ずれの修理のしやすさを考慮して、スラックスの裾は「まつり縫いミシン」が使われている。既成スーツの場合は、裾上げの際に取り付ける。