
ラクト・ボタン【lacto button】
ラクトとは「乳」の意味で、ラクト・ボタン【lacto button】とは牛乳中に含まれるカゼインを原料とした合成樹脂を用いて化学的につくられたボタン。
意外に歴史が古く1950年頃から牛乳や大豆のカゼインをホルマリンで硬化させたカゼインプラスチックが作られ、それを用いたラクトボタン作られた。基本的には着色をしなければ乳白色。酸性染料にて染色もしやすいので生地同色に染めて使用されることも多い。土中の微生物によって自然分解されやすい生分解性プラスチックなので、環境負荷の小さい材料として最近さらに期待されている。
ポイント
カゼインプラスチックは1885年にアメリカでE,E,Childsが取ったのが始まり、日本では1926年に大日本セルロイド株式会社が(現:株式会社ダイセル)研究開発を開始。同社で販売を開始したカゼインプラスチックにラクトイドという名称がつけられたため、現在でもその名称の名残からラクトボタンの名称が一般的になっている。工業的には、カゼインプラスチックはホルマリンによる化学反応で作られているが、レモンや酢などの強い酸性の液体を加えることで、家庭でも手軽にプラスチックを作る実験ができる。
