マッキントッシュ【mackintosh】
マッキントッシュは1823年にスコットランド人のチャールズ・マッキントッシュ(1766~1843年)によって考案された防水布で作られたレインコート、またはその防水生地のこと。
レインコートやキルティングジャケットブランドとして有名であり、ブランド名でもある。俗に、マックとも呼ばれ、ルーズなシルエットで、縫い目にも防水テープが付けられている。1836年頃からレインコートとして広まったが、1900年代初期からバーバリーが台頭してくることになる。
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19世紀前半、雨の多いロンドンで雨風をしのぐため生地に油を染み込ませた外套くらいしか使用されていなかった。しかし生地が重くなり、不衛生で匂いもきつかった。そこで、チャールズ・マッキントッシュは、2枚の生地の間に溶かした天然ゴムを塗って、熱圧着した防水布を開発した。マッキントッシュクロスと呼ばれたその生地は革新的で、またたく間に全英中に広がり、乗馬用コートやレインコートとして普及していった。機能性の高さから、二度の世界大戦時にも英国陸軍のコートや英国国鉄の外套を制作することになった。現在でもイギリスでは、レインコートの総称としてマッキントッシュと呼ばれている。