パターン(型紙)【sewing pattern】
パターンとは洋服・カバン・雑貨などを作るために、部品ごとに生地等をカットするために、原寸で作られた設計図のこと。日本語では型紙、英語の正式名称は「sewing pattern」
平面のみで作成する型紙を平面作図と言う。それに対して立体裁断は、ボディに生地を組んで型紙を作る作業として説明があるが、基本的には平面作図をしてからトワールでボディに仮組立てをする確認作業(ドレーピング・draping)をする作業を行うことを示している。
仕様書のサイズスペックやデザイン画をもとに、パターンは作成される。パターンには、縫い代・ポケット位置・ステッチ幅・タックの倒し方向等の縫製情報などが記載されている。ニット素材アイテム用のパターンの場合は、生地の縮率を含めて作られていることが多いので、パターンサイズでアイテムのサイズや完成品を一概に判断するのは難しい。工場によっては、ミシンの調整や縫製順に合わせて、独自で縫い代の調整を行ったり、場合によっては納品方法や陳列方法に合わせてパターンに手を加えることもある。
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生産管理の注意点
生産管理としてパタンナーに指示をする場合は、生地の特性や工場のクセに合わせて微調整した指示を行うと、本生産時のトラブルを少なくすることができる。
例として、、、
ポリウレタン混の場合
⇒生地にテンションが掛かっている。また、アイロンで伸ばしてセットしにくい。そのため、袖・着丈に関しては長めを狙って指示を出す。
ベロア等の起毛生地
⇒起毛素材はアイロンで押さえこむことができない。アイロンで押さえ込んで、縮ませることができないので、少し短めなパターン調整を行う。
工場が肩を少し伸ばして縫製する傾向がある
⇒肩幅を少し大きめに指示する
アパレル生産管理にできるパターンディレクションの方法
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要尺・必要尺
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マーキング【marking】
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