シューティングジャケット【shooting jacket】
シューティングとは「射撃、銃猟」の意味で、一般的にはハンティングジャケットと同じく狩猟用の上着のこと。ノーフォークジャケットがその代表とされる。素材はウールギャバジン、ツイード、コーデュロイが用いられていた。
特徴として、レザーのガンパッチ(肩当て)、エルボーパッチ(肘当て)が叩きつけられて、銃を構えた時の姿勢を考慮して強度を上げるデザインがされている。また、レザーボタンやスロートタブ(上衿の持ち出し)も取り付けられていた。兵士が使用するほどの実用性ではなく、あくまで当時の上流階級が狩猟をレジャーとして楽しむためのジャケットのイメージが強い。