
スリット【 slit 】
スリットとは「細長い切れ目、切り込み」を意味しています。ファッションとしてはデザイン性や、身体の動きやすさのための運動量をもたせるための機能性のために用いられています。特にロングスカートやタイトスカートは、スリットが無ければ非常に動きにくくなってしまいます。トップスアイテムの脇スリットは、特にフィットしたアイテムの場合はスリットをつけると前かがみになる時の動きやすさに関係しています。
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二つ折りスリット


二つ折りスリットは、Tシャツやポロシャツなどに用いられる最も簡単な方法のスリット。表側には縫い代を押さえるステッチが入り、裏側にはロックミシンが見えている。
三つ折りスリット


二つ折りスリットよりも、少し多めにパターンに縫い代を付けて、縫い代を内側に折り込んで縫製したスリット。表側は二つ折りスリットと見え方は一緒だが、裏側は縫い代が見えないようになっている。少し高級な製品に用いられることが多い。
テープスリット


スリットの裏側にテープを叩きつけて、縫い代を隠してデザイン性を持たせたスリット。表側はコバステッチと5~6mmのステッチが入り、上側はテープに沿って三角形のステッチが多い。ステッチの本数が多く最も手間が掛かるデザイン。


テープを共生地で作って、テープスリットにしたタイプ。縫い代処理がいらないテープを使用するよりもテープを作ることで、もうひと手間かかっている。
工程分析




スリットの工程分析では、工程数自体はあまり違いが出てこないが、縫い代の折り込みやステッチの長さ等の時間差で工賃の差が出てくる。また、通常は左右の二か所になるため、時間差もトータルでは倍となるので注意が必要です。