烏賊胸(いかむね)・スターチド ボザム【starched bosom】
烏賊胸(いかむね)とは、礼装用のクラシックなドレスシャツに見られるデザイン。
角型やU字型に切り替えた胸の部分(ボザム)を固く糊付けしたものを指している。タキシード用のフォーマル・シャツとして衿が取りはずせるセパレート・カラー形式になったものや、ウィング・カラーの襟が採用されていることが多い。元々は、いくつもの勲章を胸の真ん中にしっかりと付けられるように固く糊で補強されている。
アパレル業界の転職でトップクラスの実績があるエージェント
▶▶▶クリーデンスに無料登録する
このスターチド・ボザムで作られたシャツは胸当てを意味するディッキーから「ディッキーフロントシャツ」や「烏賊(いか)胸シャツ」と呼ばれている。烏賊(いか)とは、もちろん海の軟体動物で10本足のイカのことで、ホワイトシャツや胸当ての形状、プリーツのデザインがおおいことから、そのように呼ばれることになったと言われている。