
縮絨(しゅくじゅう)
縮絨(しゅくじゅう)とは、 生地に加湿、加熱を行い、振動を加えて上下左右のゆがみやシワを取ったり、ストレッチ性を均等にして生地を安定させる作業です。生地は保管や運搬に適した形状にするために、紙管に巻き取られた反物になっている。その際に、生地には引っ張りの力や圧力がかかるため、そのまま使用すると製品になった時に縦方向に縮み、横方向に広がってしまう場合がある。そんな、生地にかかったストレスを緩和し、安定した製品にするために縮絨が行われている。主にウールを扱うスーツ工場で使用されていることが多い。
また、カットソー用の編み生地やポリウレタン混の生地は、生地の縮率(縮む割合)が高い場合は、縮絨や放反(生地を紙管から外して自然にストレスを緩和させること)が行われている。
