ターンナップ(ダブル裾)【turn up】
ターンナップとは、ズボン裾の折り返しデザインのことで主にイギリスでの呼称。アメリカでは袖と同じようにカフスと呼ばれることが多い。
日本ではダブル・カフ、略してダブル始末と呼ばれることもあり、一つ折りで縫い代を始末された折返しのない裾をシングル・カフと対比して用いられている。日本のテーラー用語では、「裾かぶら」や「かぶら」と呼ばれることもあり、「鏑」の字を当てられている。しかし「鏑」とは鏑矢という弓矢の矢につける音が鳴る卵型の措置のことなので、ターンナップをターニップ(turnip)=野菜のカブと聞き間違えたことからこの名称が使われるようになったのではないかと推測されている。
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縫製に関して
ターンナップの裾は、折り返す巾の倍に当たる巾の縫い代を折り返して裾始末をし、再度折り返して留める。靴に当たる部分に「くつずれ」という補強のパーツもつけることで、長く使用できる。また縫い代を大きく取っていることで、長さを再度調整したり、シングルにし直すこともできる。
靴ずれ【kutsuzure】
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