【意外と盲点】ハンガー掛けの肩の位置で服の型崩れを防止するコツ
ファッションを楽しむには、服のメンテナンスにも気を使いたいものです。それには意外とハンガーのかけ方、特に肩の位置を意識することが重要です。このハンガーのかけ方を理解していないことで、適当に服を掛けてしまって服の形が崩れたり、余計なシワを作ってしまっていることがあります。ここでは、服のメンテナンスや保管に少し意識していただきたいハンガーへのかけ方について解説していきたいと思います。
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意外と見落としているハンガー掛けのコツ
ハンガーは、肩の位置が重要
当然と言えば当然なのですが、服は肩の位置を基準に下向きに重力が掛かっています。そして、もちろんハンガーは人の肩の代わりとなって服を掛けています。しかし、ただやみくもに掛けていては、服の型崩れの原因となってしまいます。服の肩の位置をきちんと理解してハンガーに掛けるようにしましょう。
このポロシャツとTシャツでは、肩の縫い目は白線の部分にあります。この違いは製品のデザイン設計によって異なってきます。
- 生産工程を簡単にして安価に提供することを重視するのか?
- 着心地や動きやすさを重視しているのか?
服の肩の位置=縫い目ではない
服はパターンによって、肩の位置が縫い目が同じ製品と、肩の位置が縫い目とは違う位置に設定されている製品があります。本来は人体の構造や動きを考えると、縫い目の位置は肩よりも前にあったほうが動きやすくなります。デザインによる違いはありますが、基本的には肩よりも前側の1.5cmから2cmほど前に縫い目があるほうが、上半身を前に倒すときに動きやすいのです。
肩の位置を確認するためには
洗濯後は服の形が崩れてしまっている場合がありますので、写真のように左右の袖の付け根(バストライン)を持って、前身頃と後ろ身頃の高さを整えて下さい。そうして服の形を整えるて肩の位置を確認してください。
これはアイロンをする際にも大切なことで、肩の位置を間違えたままアイロンで押さえてしまうと、服の型崩れがひどくなってしまいます。
服の設計は、基本的に肩の位置に服が乗るということを前提にしています。ハンガーに服を掛ける時は、肩線の部分にハンガーがくることを意識して掛けるようにしてください。そうすることで生地に不必要なストレスを減らすことができ、型崩れを防ぐことに繋がります。
ショップなどで変わった見せ方をするために、服にストレスがかかるようなハンガーのかけ方を見かけますが、お家での保管にする際には、正しいハンガーの使い方で保管することがおススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たかがハンガーと思われるかもしれませんが、仕事の経験上、意外にもハンガーのかけ方にさほど意識がされていなかった経験があります。服の検品工場でもハンガーのかけ方を間違っていることがありました。
少し意識することで、服を大切に扱うことができると思います。
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