アパレル生産管理 APPAREL WORKS

プログラミングに学ぶアパレル仕様書の書き方【伝える力】

プログラミングに学ぶアパレル仕様書の書き方【伝える力】

 

こんにちは、ni-noです。

今回は、アパレルの仕様書もプログラミングの手法を学んで、
それに習って作りましょうというお話です。

「はぁ????」

「どういうこと? 意味わかんない!!」

っと思われる方が大半だと思います。ただ、難しいお話をするわけではありません。
プログラミングって、コンピュータに伝える力が重要なのです。ただ、丁寧に分かりやすく
作りましょうってお話なんですが、、、そんなことやってるわーって言わないで、、、

「まあまあ、少しお時間いただいて、このまま読んでみてもらえませんか」

 

プログラミングとアパレル仕様書

では、そもそもプログラミングとは何なのでしょう?

『プログラム』とは「コンピュータにしてもらいたいことを、コンピュータが分かるように正しく
順序立てて書き出した指示」のことです。

 

コンピュータに伝える力のこと

 

そしてアパレルの仕様書とは何なのでしょう?

『アパレル仕様書』(指図書)とは「アパレル製品を、工場にこのように作って下さいと
書き出した書類」のことですよね。

メーカー・工場作業者に伝える力のこと

 

あたりまえじゃん!!って思われますよね。

 

 

プログラミング

 

  1. プログラミング言語は用途によって異なり、200種類以上存在する
  2. コンピュータに合わせて、指示する側が正確に書かなければならない。
  3. トラブル(バグ)が起こった時は、指示者側が問題個所を発見し、修正しなければならない。

 

アパレル仕様書

  1. 服飾用語やパターン・縫製用語は、学校や会社で違う場合がある。(同じ言葉で違う仕様を
    意味する場合や、違う言葉なのに同じ仕様である場合がある)
  2. 指示側の言語は指示者(デザイナー・生産管理)によって異なり、統一されていない。
    同じ会社でも、違う言葉で指示される場合がある。また、書類ミスに関しては、
    それによってコストが余分にかかったとしても、指示者側に責任が問われることは少ない。
    (個人的経験からの意見です)さらに、指摘に対して仕様書がその都度修正されないこともある。
  3. トラブルに対しては、工場現場が最もロスが大きいが、なかなかそれが補填されることもない。

 

アパレルの仕様書はどうするべきか?

 

1:仕様書は誰にでも分かる言語にする

アパレル業界は、流行をつかむために言葉でマーケティングしてきました。なので、時代に合わせた
オシャレな言葉に置き換えることが多い業界です。ですが、生産している人たちはそれが分かりにくい
原因となります。ですがオシャレな言葉を仕様書に持ち込む必要はありません。

 

流行による言葉の違いの例   チョッキ → ベスト → ジレ

仕様表現の違いの例   切り込み前立    L字前立   続き前立

縫製方法での違いの分かり難さの例    伏せ縫い  巻き縫い  折り伏せ縫い

色表現の分かり難さ  マルーン(エンジ)  アイス(水色系)  オートミール(オフベージュ系)

資材表現の違い   フードスピンドル = フード紐

 

2:仕様書だけで確認ができない表現にしない

資材番号のみの記述  C/#56 → 色名が書いていないので、見本帳がないと確認できない。

イラストのみで、細かな仕様指図がない

 

3:パターンと仕様書はそろえること

パターンと仕様書の指示が違うことも、間違いの原因ですよね。パターンがあるから、
デザイン画(ハンガーイラスト)は正確でなくていいと思うのは勘違いのもとです。
どちらに従ったらいいのかわからない。逆に指示を受ける立場だったら、自分だったらどうだろう
と考えて書類は作成すべきだと思います。

デザインによるパターン表現の違い
表衿/裏衿  →  スタンドカラーの場合は表裏は逆になる

 

まとめ 伝える力

 

  1. 仕様書(指図書)は誰に伝えたいのか、誰に分かってもらうためのものであるのか
    考えて作るべき
  2. 本来は指示ミスは、指示側の責任と捉えて作るべき
  3. 指示書のミスは速やかに指示者が修正すべき

 

ミスは誰にでもあるもので、私も全く完璧にこなせるとは思っていません。今回の記事で、
生意気だー!!偉そうだー!!って言われることも覚悟の上ですが、永らく不振のアパレル業界で、
「伝える力」を重視して、ミスをさせない努力がミスをしない努力に繋がると思い、
指示する側の心構えとして考えていただければ幸いです。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

ni-no

長年アパレル業界で働いて、スーツ工場勤務から生産管理やカットソー縫製工場の責任者をしてきました。少しでもファッションやアパレル業界のためになるように、トラブル対処の経験やノウハウをメインにまとめています。 ついでに仕事合間の趣味に関しても記事にしています。 ウェブサイト作成と運営 ウェブライティング アパレル製品企画 アパレルOEM生産 承っております。 お気軽にお問い合わせ下さい。

-アパレル生産管理, APPAREL WORKS

Copyright© swingby-nino.com , 2020 All Rights Reserved.