アパレル生産管理

【アパレル生産】縫製工場に生産依頼する際に用意すべき6つのもの

【アパレル生産】縫製工場に生産依頼する際に用意すべき6つのもの

アパレル未経験者の方やインフルエンサーの方など、アパレル分野に興味を持って参入して来ることは業界が新しく刺激され、活性化されるのでとても良いことだ思います。しかしファストファッションの低単価のイメージからか、服がとても簡単に作れるものだとイメージしてあまり勉強することもなく、丸投げ感覚で縫製工場に依頼される方がいるということが多くなっています。結果として仕事を引き受けてもらえなかったり進まないということになって、双方にマイナスとなってしまっている場合が多いです。ここでは、依頼者と縫製工場がお互いに上手く仕事をすすめるために、アパレル生産を依頼する側が基本的に用意をしておくべきものについて解説します。

未経験者の勘違い

  • 写真があれば同じ服が作れる
  • 縫製工場に依頼すればどんな服でも作れる
  • 日本の工場なら丸投げでも品質は完璧

 

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アパレル生産依頼者が用意しておくべきもの

1.デザイン・規格仕様書(ハンガーイラスト)

縫製工場が製品を作るにあたって、全ての元となる資料です。服のデザインや仕様はもちろん、どの生地を使用してどのような配色を使うのか、他にも使用する釦やファスナーの色等も記載しておく必要があります。縫製工場では数多くのメーカーから依頼を受け、日々さまざまな生地や資材が入荷してきます。同じタイミングで似通った生地や資材が入荷してくることもあります。そのため、しっかりと生地や資材の品番などがチェックできる資料は必ず用意しましょう。

 

また、アパレルの縫製仕様に関して詳しくない方は、どうしてもこだわりたい部分だけを詳しく記載したり、手持ちの服の写真を撮るなどして詳しく縫製工場さんと打ち合わせをするのがオススメ。服の縫製の仕方には外見は同じに見えて内側の縫製方法が違う場合が沢山あります。外見のみを同じにしたいなら、縫製工場さんの縫いやすい方法にお任せするのが、キレイにできて工賃も安く済む場合が多いです。細かな突き合わせは、納得いくまで縫製工場さんと確認しましょう。お任せする部分とこだわりたい部分は、きっちりと分けておくことが大切。お任せしたにも関わらず、思っていたものと違うなどというのは反則です。

  • こだわる部分は写真や図解で確認
  • 工場さんの効率の良い方法に任せるのも大切
  • 任せた部分に後から文句は言わない
アパレルデザイナーに必要なハンガーイラストの書き方【ジャケット】

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2.パターン・型紙

多くの縫製工場はパタンナーがいません。それどころかパターンを引く知識を持った人が工場内に全くいないこともザラにあります。パターンをそれぞれの工場で引いてもらうということは、同じブランドの製品の中でシルエットにバラつきが出てしまう可能性が高いです。そのためアパレル企業では自社内にパタンナーを置くか、指定の外注パタンナーに依頼して製品パターンの統一性を保っています。そのため縫製工場ではパタンナーが必要ないことが多いのです。もし何かのトラブルや事情で縫製工場を変更するとなった場合には、パターンからまとめて生産依頼していると、再度パターンを依頼したり元の工場からパターンデータを買取しないといけないことにも繋がります。基本的には企画・デザインと同様と考えて、パターンはアパレルの役割を持つ依頼者側で用意したほうがいいでしょう。

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3.生地

縫製工場は服を縫製する製品加工が仕事となります。製品の素材となるテキスタイルの選定は企画側の責任で決め、そしてブランドごとに統一されたイメージの商品コレクションが出来上がります。そのため生地の仕入れは、企画側の責任で購入して工場に送って生産するのが基本となります。OEMメーカーと同じように受注し、生地等の仕入れも全て含めて最終製品の購入もできる縫製工場もありますが非常に少ないです。製品の出来上がりのみで仕入れたいという方は、小ロット可能なOEMメーカーに依頼することも検討した方がいいでしょう。

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4.プリント・刺繍などのデザイン

プリントや刺繍のデザインも企画する側が用意しましょう。またデザインデータには商標や所有権がありますので、本来ブランドを所有している側が持っているべきものです。プリント工場さんでデザインから依頼できる場合もありますが、基幹となるブランドシンボルとなるものは資産という意識で管理したほうがいいでしょう。刺繍やインクジェットプリントはデータ、スクリーンプリントなどは版が必要となるということも頭に入れておいたほうがいいです。プリントや刺繍などの種類に加えて設備も非常に多種多様にありますので、日本の縫製工場では刺繍・プリントなどを含めて全て一貫して生産できる工場は私の知る限りありません。

注意ポイント

プリント工場や刺繍工場さんにデザインから依頼した場合、デザインデータなどは「中間生成物」という捉えられ方をします。そのためデータはデザインを作成したプリント工場・刺繍工場に所有権があると考えるのが妥当となります。デザインから丸ごと依頼する際は、その辺りも頭に入れておいた方が良いでしょう。
参考:「印刷業務の契約と著作権の取り扱い」

縫製工場に二次加工工場とのやり取りを任せるなら、管理費用も必要になると考えてください。それぞれを管理することが難しいならば、まとめてOEMメーカーに製品として依頼するのも一つの方法です。

注意点

  • デザインデータは企画側が準備する
  • 縫製工場と、プリント・刺繍・染工場などは別

 

5.資材(ボタン・ファスナーなど)

釦・ファスナー・裏地なども、製品の企画に関わる部分です。多くの工場には縫製資材以外の服飾資材を仕入れるコネクションも持っていないことがあり、逆に資材単価も高くなってしまうことがあります。資材の手配などは基本的に縫製工場の仕事の範囲外ですので、全て手配して工場に送るようにしましょう。

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6.梱包材

工場にもよりますが、特に製品の個別包装の資材は企画側に関わるものです。ハンガー納品なのか?たたみ納品なのか?たたみサイズはどうなのか?など納品形態に関わることですので、企画側がしっかりと指示しましょう。納品用の外装ダンボールに関しては縫製工場が手配しやすい場合があるので、相談して決めて下さい。最終の納品状態やその後の出荷を考えて手配しましょう。

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アパレル縫製工場に製品を依頼するコツ

縫製工場の実態はメーカーではなく、アパレル製品トータルをカバーできない場合が多いです。つまり縫製工場は服を縫製するプロではありますが、多種多様なアパレル製品を制作するプロではありません。(できる場合もありますが少ない)縫製工場にはなるべく服を縫製する作業に集中してもらうほうが、結果として作業効率が上がって早く製品が完成して工賃としても安くなると考えられます。そもそも縫製工場は多くのミシン設備を保有しており、それをなるべく有効に稼働している状態が最も売上になるからです。工場の動きを止めずに上手く生産の流れを作ることがアパレル生産を成功させるコツとなります。

  • 工場さんにはなるべく効率良く作業してもらうように
  • 依頼者側も手間を惜しんではトラブルのもと
  • 丸投げで依頼するなら、後からのクレームは厳禁

縫製工場さんが適当に丸投げされるような依頼を受けないのは、後からイメージと違うというクレームになって支払いされないといったトラブルや修正するという事態を危惧するからです。依頼した製品をしっかりとイメージ通りに作るには、しっかりとした指示やコミュニケーションが必要となることを頭に入れていただきたいと思います。アパレル生産に関して相談したいという方はお問い合わせからご連絡ください。

 

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  • この記事を書いた人

ni-no

長年アパレル業界で働いて、スーツ工場勤務から生産管理やカットソー縫製工場の責任者をしてきました。ノウハウの蓄積が少ないアパレル業界の仕事に関してまとめていきます。 【仕事】 ウェブサイト作成と運営 ウェブライティング アパレル製品企画 アパレルOEM生産 承っております。 お気軽にお問い合わせ下さい。 【趣味】 ボルダリング  頭と体を鍛える最強の趣味だと思ってます!!

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