
子供の習い事に頭と体を鍛えるボルダリングをおすすめする【5つの理由】
子供が少し大きくなってくれば、できるだけ色んなことを経験させてあげたいと思いますよね。スポーツ・運動的なことが良いのか?それとも文化・芸術的なことがいいのか?何があっているのだろうなどと頭を悩ませるでしょう。
実は東京オリンピックで正式競技と採用されて注目度が上がったボルダリングが、体も鍛えられて考える力や発想力もつくということで習い事としても話題になっています。実際にメンタリストのDaigoさんも「木登りをすることがいいんだけど、今だったら代わりにボルダリングをすることが良い」ということを自身のYouTubeでもおっしゃってました。
ここからは実際にボルダリングに通っている経験から、ボルダリングが子供の習い事にオススメな理由を5つ解説していきたいと思います。
- 体をバランス良く鍛えられる
- アイデア発想力・観察力が鍛えられる
- コミュニケーション力が鍛えられる
- 一人で解決する力が養われる
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ボルダリングは子供でもできる?
ボルダリングとは

ボルダリングは高さ4m程度までの壁に取り付けられたホールド(岩を模した突起)で様々なグレードの課題を設定し、手足を自由に使ってスタートからゴールまで登るスポーツです。他のスポーツクライミングと違ってハーネスやロープなどの特別な道具がいらないので、シューズや服などの最低限の道具で手軽に行うことができます。
基本はシンプルに登ることから始まるので、子供から年配の方まで一緒に楽しむことができます。年齢制限をしているジムもありますが、シューズのサイズがあれば年齢制限なしのジムもあります。だいたい5歳くらいから楽しむことがきることが多いです。キッズウォールを設置しているボルダリングジムもあり、安心して始めることができます。小学校中学年から高学年くらいからは、ほぼ大人と同じ課題をトライすることもできるようになります。最近では親子体験プランやスクールプランを設けているボルダリングジムも多くなってきました。
スポーツクライミングについて詳しい解説は ⇓⇓⇓
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子供の習い事に最適 ボルダリングのおすすめのポイント

子供たちは高いところに登るのは大好きですよね。
基本的にボルダリングのスタートは、ジャングルジムやアスレチックのようにシンプルに登りやすい課題から始めて、徐々に難しい課題に挑戦していきます。
手足をどのように使ってもいいので、子供ならではの柔軟性やアイデアで登っていくので、大人が驚かされることも多いでしょう。
ジムの下には安全なマットが敷かれているので、ケガに関しては外よりもむしろ安心できるのではないでしょうか。
1.子供のカラダと運動能力に良い効果

ボルダリングはやったことがない人には、ほとんどが腕の力というイメージがあるようです。
しかし実はボルダリングは下半身の力をいかにうまく使うかがとても重要なスポーツです。最初は簡単な課題から徐々に難易度を上げて挑戦していくことになるのでクリアしていくことで、自然に筋力はアップしていきます。
課題は様々なものがあり、かなりバランス感覚がやしなわれます。また難易度が上がるごとに体幹や柔軟性も必要となってくるので、クリアするごとに自然と体が鍛えられていくのです。短時間でも結構な疲労感があり、筋肉量が増えていくことで基礎代謝がアップしますので、子供の肥満対策に関しても効果が期待できるかもしれません。

2.子供の観察力・発想力・問題解決能力に効果的

ボルダリングの課題は多種多様で人によってもそれぞれ登り方が違います。難しい課題のクリアには発想力やアイデアが必要になってきます。どうしてもクリアできないときには人のムーブ(登る動き)を見て参考にできます。しかし、他人と自分には体格差や筋力差があって当たり前です。そこを自分なりの発想でクリア方法を見つけるのがボルダリングの醍醐味です。
- どうやったら課題(コース)がクリアできるか?
- ホールドの持ち方や、足の位置を変えたらどうだろう?
- 体重のかけかたを変えてみたらどうだろう?
- 手と足を動かす順番を変えてみたらどうだろう?
- 他の人はどんな動きをしてるのかな?
簡単にクリアできない課題に必ずぶつかります。失敗してしまったあとに、どうやったら登れるのかを考えることで、柔軟な思考や集中力、そして解決能力が身に付きます。登る前にルート確認と、ムーブをイメージするオブザベーションで、クリアへの想像力も身に付くでしょう。さらに課題も無限にできるので、次の課題、またその次の課題をクリアしたいという意欲もドンドン出てきます。
3.子供が夢中になれる集中力に効果的

こう言ってしまうと親御さんとしては心配になってしまうかもしれませんが、課題は難易度が上がるごとに落ち方によって危険になることもあります。
大人でもギリギリの課題にトライしているときは極限の集中力が必要です。油断しては危険なので、他の事が全く目に入らないくらい真剣に取り組むことになるでしょう。失敗しても諦めずに何度もトライする粘り強さも身に付き、精神的な強さも身につくように思います。
そして何より、
ボルダリングは危険をともなうので、子供といえど一人でトライしてクリアするしかありません。課題をやっている間は手を添えることもできませんし、周りも見て声をかけて応援するくらいしかできないのです。コレが子供が自分自身で集中してゴールまでたどりつく一番の力になるのです。
*実は学術研究でも、ボルダリングが「うつ病」にも効果があると発表されているくらい、集中・緊張からの解放感と達成感が精神的にもすごくいい効果があるようです。
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4.子供にコミュニケーション能力と協調性が身に付く

ボルダリングはまだまだプレイ人口は多くないですが体力で競うスポーツではないので、年齢を問わず幅広く楽しめます。さらに、体格差が関係ない課題が多いので大人と子供が一緒に同じ課題を楽しめるのもおおきな特徴です。
ボルダリングは競技時間は短く30秒程度です。人のトライを見る時間や考える時間、休憩時間が長いのが特徴です。
難しい課題に苦戦しているときは、いろんな人のやり方を聞いて、コミュニケーションを取ることもボルダリングの楽しみの一つです。また、課題チャレンジには順番の決まりがありませんが、譲り合いや、待っている間のマナーも必要です。
一人の競技ですが、待っている間に他の人の応援をして一緒に楽しむことや、逆に応援してもらうことで、協調性も養うことができます。「ガンバッ!!」や「ナイスッ!!」と声を掛けあって、グータッチをして健闘を称え合えば、沢山の人といい関係を作れる子に育ってくれるでしょう。それは成功体験や、達成感、幸福感をさらにアップして、ストレス社会に強くなる効果も期待できそうです。
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5.自分の力を活かす独創性

ボルダリングの最大の特徴とも言えるのが、自分の体を使ったアイデア・独創性が必要だということです。
未経験者の方は意外に感じると思うのですが、ボルダリングは必ずしも身長が高い人が有利というわけではありません。もちろん体が大きい方が有利な課題もありますが、小さい方が楽ににクリアできる課題もあります。ほとんどの課題は体格差は大きなハンデにならずに、工夫でクリアできるのです。
また、同じ課題であっても人によって全く登り方が変わってくるのもボルダリングの面白いところ。人のムーブを参考にしますが、結局は体格に個人差があるので、自分のアイデアでゴールまでたどりつかなければなりません。自分の体を最大限使ってどのように登るかというオリジナリティ・独創性が必要なのです。
是非、親子でボルダリング体験がおすすめ

いかがでしたでしょうか?子供にとってボルダリングは体を鍛えるだけでなく、発想力や考える力を引き出してくれるスポーツなので、子供の習い事としてもかなりオススメだと思います。
さらにうつ病への効果が期待できるほど、集中力やクリアしたときの達成感が精神的にも良い影響を与えてくれることが研究で証明されています。もちろん子供だけでなく大人も同じように一緒に楽しめますので、是非お子さんと一緒にボルダリングジムに出向いてはいかがでしょうか。きっと、子供さんの成長が見られることでしょう。ジムによって子供の使用に制限がある場合がありますので、お出かけの際は、事前に知らべていかれることをオススメ致します。
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