【褒められて伸びる】ボルダリングで快感・安心・幸せホルモン分泌
あなたはスパルタでビシビシ追い込まれて伸びるタイプですか?
それとも、いいところを見つけてもらって、褒められて伸びるタイプですか?
最近、褒めることに注目したした教育やセミナーが話題になることが多いですね。
それは何故か?
脳の働きに関する研究が進んでいく中で、「幸せホルモン」と呼ばれる3つの脳内ホルモンに注目が集まっているからです。3つのホルモンとはストレスに効果がある「セロトニン」、やる気や快感に関係する「ドーパミン」、そして落ち着きや安心に効果のある「オキシトシン」のことです。この3つのホルモンがビジネスや私生活でも注目され、ストレスを軽減することで高いパフォーマンスが得られることが分かってきたからです。
実はボルダリングって、この3つのホルモンが出る要素が揃っているのです。ここでは週に一度でもボルダリングをすることで、日々のパフォーマンスを上げていくことができるということを解説していきたいと思います。
まず、「幸せホルモン」とは
セロトニン
「セロトニン」は、安心のホルモンと呼ばれ、そこからやる気や幸福感につながる脳内神経伝達物質の約9割を占めると言われています。精神の安定や平常心を保ち、頭の回転を良くして、直観力が高まる等、脳を活発に働かせるカギとなる脳内物質です。ストレスに対して非常に有効で、精神安定剤とよく似た分子構造となっています。女性に比べて、男性の方が約52%もセロトニンの生成能力が高いとの研究結果もあり、セロトニンが欠乏すると、慢性的ストレスや疲労の蓄積、イライラ感、向上心の低下、行動意欲の低下、協調性の低下を招いて、うつ病や不眠の原因にもとしても考えられています。
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セロトニンの分泌を促すには
1・日光を浴びる
日光を浴びることで、私たちの脳内では神経伝達物質として「セロトニン」が分泌されます。タイミングとしては、起床後の15分から30分の間に日光を浴びることが良いとされています。日照時間の短い冬の方が、日光を浴びる時間が減少し、セロトニンの分泌が減ることで「冬季うつ病」という症状が出やすいと言われています。
2・適度な運動
適度な運動もセロトニンを分泌することに有効とされています。ウォーキング・ランニング・サイクリング・水泳等の有酸素運動を一定時間行うことが最も有効とされています。ボルダリングは、この有酸素運動には当たりませんが適度な運動として有効です。
3・感情に起伏をつける
感情が活発に動くと脳も活発に働きます。脳が活発に働くとセロトニンを分泌することに繋がります。日常生活の中で喜怒哀楽を感じることが、セロトニンの分泌に大きく影響します。喜びや涙を流すことも自律神経のリセットとセロトニンの活性につながっています。ボルダリングで課題クリアには、とても達成感と喜びがありますので非常に効果的なのです。
4・睡眠
しっかりとした睡眠は脳の正常化に非常に重要です。睡眠不足が続くと、些細なことにイライラし気分が晴れず、脳機能の低下につながります。脳が働かなければ、セロトニンの分泌も低下してしまいます。ボルダリングをすることで程よい疲労感がありますので、ぐっすり眠ることに繋がります。
ドーパミン
「ドーパミン」は快感ホルモンと呼ばれ、嬉しいと感じることで脳内で分泌されます。ドーパミンの分泌は行動する意欲が促され、もっとその快感を得ようとさらに行動を起こします。人間の学習・運動・やる気・意欲に深く関係し、仕事をする上でも需要なホルモンと言われています。褒められて伸びるというのは、嬉しいと感じる「快感」を得たいとまた行動することで繰り返し、やる気やパフォーマンスの向上が期待できます。
ドーパミンの分泌を促すには
1・小さな目標をたくさん達成する
ドーパミンは主に報酬と快楽を感じることで活発に分泌されます。なにかを達成したと感じたあとい分泌され、達成後の「ご褒美」が与えられると分泌量が増えます。仕事の目標の達成等もドーパミンに影響を与えます。ボルダリングはまさに、課題クリアという報酬を得るためのスポーツです。簡単な課題から、中々クリアできない課題までいくつもコースが存在します。何度も課題に挑んで、やっとの思いでクリアする。そうすることで、ドーパミンの分泌が活発になるでしょう。
2・食物でドーパミンの分泌を促す
ドーパミンの生成の促進にはアミノ酸「チロシン」が重要です。チーズや納豆、かつお節などに多く含まれています。運動後の食事として、意識して取り入れると効果的です。
3・適度な運動
セロトニンと同様ですが、ウォーキングなどの適度な運動が効果的と言われています。
オキシトシン
「オキシトシン」はセロトニンと同様に、幸せホルモンや抱擁ホルモンとも呼ばれており、人と人との肉体的な接触や、簡単なボディタッチでも分泌されると言われています。他にも、恋愛ホルモン・信頼ホルモン・絆ホルモン・癒しホルモンなど、数々の異名を持ち、多くの効果をもたらしてくれると言われています。
- 幸福感
- ストレスの緩和
- 不安感の減少
- 他者への信頼感の増加
- 行動力・好奇心のアップ
- 学習意欲や記憶力の向上
- 心臓の機能向上
- 免疫力が向上し、感染症予防に繋がる
このようにオキシトシンの分泌は、まさに免疫力を高めて「無敵の自己治癒力」を身に付けるということに繋がります。知っているだけで、ご自身に非常に大きな効果をもたらしてくれるのです。
オキシトシンの分泌を促すには
1・スキンシップ・マッサージ・ハグ・抱擁
オキシトシンは、家族や夫婦関係、他者とのスキンシップや信頼関係で分泌されることが分かっています。握手程度の簡単なスキンシップでも効果があるということで、ボルダリングで課題をクリアしたら、積極的にグータッチしたらいいでしょう。
2・見つめ合う・コミュニケーション
オキシトシンは「愛のホルモン」とも呼ばれ、他者とのコミュニケーションもオキシトシンの分泌を促します。直接相手と接しなくとも、関心を持つだけでもオキシトシンが分泌されるということで、ボルダリングでは登っている人の動きも観察して、「ガンバっ!!」っていう声掛けや、コツを教え合うコミュニケーションも、非常に効果的だということです。
3・五感に良い刺激
「好きなもの、美味しいものを食べる。」「好きな香りをかぐ。」「好きな音楽を聴く。」「美しい景色を見る。」など、自分の好きなもので五感を刺激する。好きなことを見つけて行動することが、そのままオキシトシンの分泌に繋がります。ボルダリングだけではないですが、好きなことを見つけて熱中することが良いのではないでしょうか。
医学的な研究の中で、ストレスが加わるとCRF(副腎皮膚刺激ホルモン放出ホルモン)が増加します。そのCFRを抑えるには、オキシトシンが有効であると分かったそうです。さらにオキシトシンの分泌は「快感ホルモン」のドーパミン、「安心ホルモン」のセロトニン、痛みを抑えるエンドルフィンの働きをにも影響を与えています。オキシトシンは、自律神経の働きも良くしてくれます。循環器・消火器・呼吸器などの活動をコントロールしている自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立っています。ストレスは交感神経が優位になってしまいがちですが、オキシトシンが分泌されると副交感神経の働きを高めてくれます。
結果として良好な体調の管理と、気持ちの安定をもたらしてくれますので、自分の生活の多くの面でパフォーマンスの向上が計れるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか? ボルダリングに限られることではないのですが、ボルダリングで成功体験や達成感が沢山味わえますし、そして課題をクリアした時の他の人とのコミュニケーションでも非常に幸福感を味わえます。ボルダリングはコスト面や時間の面でも、とても始めやすい趣味の一つだと思いますので、是非一度ご経験されてはいかがでしょうか。
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