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無料サービスで企業ホームページを作ることをオススメしない理由

無料サービスで企業ホームページを作ることをオススメしない理由

広告などで、無料で手軽にホームページを作成できますというサービスをよく見かけます。

今現在ホームページを所持していない企業さんや、小規模の事業所を運営している方にとっては「本当に?」「めっちゃお得じゃん!」っと感じると思います。無料でできるっということに魅力を感じることは理解できます。

ですが本来ビジネスを考えた時に、そんな便利なものが無料でできるはずがありませんよね。無料で提供されているならば、無料のサービスであっても何か利益を得ていることやその裏で狙いがあるものです。この記事では無料サービスにはどんな狙いがあるのか読み解いて、無料のブログサービスや無料でウェブサイトを作れるサービスで企業のホームページを作ることはおすすめできない理由について解説していきます。

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代表的な無料ホームページ制作サービスの例

wix.com

代表的な無料ツールが【wix.com】です。様々なビジネスに応じたテンプレートから必要なページを選択して組合わせていくという形です。知識や経験がなくても誰でもできるツールとして広まっています。手軽に作れること、デザインやウェブに関するスキル・知識がなくても感覚的にホームページが作れるので、こういった無料でできるサービスは便利ではあります。

wix.comのメリット

基本的な機能は全て無料で作ることができるのはユーザーとして魅力的に感じるでしょう。殆どの初期設定で自社のサイトイメージをAIが作ってくれるように導いてくれますので、上手くマッチすれば即座にシンプルでおしゃれなサイトが作れます。サービスの価格ページや、予約・お問い合わせフォームなど、多くのサイトで必要とされる機能をすぐに取り入れることができます。

メリットまとめ

  • AIによってお洒落なページが簡単に作れる
  • 様々な機能が簡単に使える
  • 専門的なスキルや知識が不要
  • すぐに使い始められる
wix.comのデメリット

しかしテンプレートが多くて、自分のサイトのイメージができていないと案外難しく感じます。自社のビジネスと本当にマッチした機能があるのかどうか?初心者でも簡単にできるか?っと言えば疑問があります。そして作成事例のサイトを確認しても、スマホやタブレットにもマッチしたレスポンシブルになっていないものがあるのが気になります。さらにテンプレートを一度決めると変更ができないのが難点。また独自ドメインにしようと思うと、有料版にしなければなりません。

デメリットまとめ

  • テンプレートの変更ができない
  • 機能を多く使うと表示速度が遅くなる
  • 無料版ではSEO対策が難しい
  • 無料版では独自ドメインが使えない
  • サイトを別で作り直したくでもデータの書き出しができない
デメリットについて詳しく解説
テンプレート

テンプレートの変更ができないということは、サイトの全体イメージをやり直すことができません。専門家でもない人が、最初から自社のイメージにあったサイトデザインを選べるかどうかというと難しいのではないでしょうか。作っていくうちに、やっぱり違うとなったときに修正がきかないというのはデメリットの一つです。

機能を多用すると表示が遅くなる

表示速度はサイトにとって重要な要素です。なかなか表示されないなら、「もういいや」と思って消してしまう人は非常に多いのです。見てもらえないなら、せっかくの機能も活かせないということになってしまいます。表示スピードを速くする対策にはサイトのデータ量を少なくすることや、高速レンタルサーバーを借りるといった対策がありますが、そういった改善のための工夫もできません。

独自ドメイン

実はこれが最も大きな問題ですが、ウェブに詳しくない人がなかなか理解しにくい問題です。無料で使うドメインには【●●●●●●●.wixsite.com】というドメインが付けられています。これはwixが持っている独自ドメインに紐付けられたドメインということになります。つまり自分の会社のホームページは【wixsite.com】の一部のページでしかないということ。何が問題かというと、サイトに訪れてくれたユーザーの実績が全てwixの実績としてカウントされているということ。自分の実績として積みあがっているわけではないのです。

さらにSEO対策的にもデメリットがあり、Googleでキーワード検索をかけたときに検索結果で出てくるものは同じドメインの中では、2ページしか表示されないということ。そもそも【wixsite.com】での上位表示は難しいですが、仮に【○○県 縫製工場】と検索したとすると、いくらページを探してみても2件までしか検索結果にも表示されないということです。

ポイント

自社のウェブサイトを作ることを考えたときにはドメインは、自社管理で取得するのがおすすめ。サイトの評価はドメインに蓄積されています。つまり長年使って評価を上げてきたドメインを変更することは大きなデメリット。0から評価を積み上げなければならなくなります。ウェブサイトを制作会社に依頼する際にも、絶対にこの部分は知っておいた方がいいポイントです。

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データの書き出しができない

データを取り出すことができないということは、長年蓄積してきた記事や写真全てがやり直しになってしまいます。ずっとWIXを使い続けるならば問題ありませんが、いつか自社にあった独自のページを自由に構築するかもしれないと考えれば、無料ツールではなく自社が管理できるように独自ドメインを取って、レンタルサーバーにデータを蓄積していくことをおすすめします。そうすれば、仮にサーバー会社が倒産してもデータは自社の財産として他のサーバーへ移すことも可能なのです。

無料ツールや無料ブログを有効活用する方法

企業で無料ツールや無料ブログを使うことにメリットもあります。作成に掛かる手間を大幅に省略できること。そして大きな企業の運営しているブログやツールなので、そもそも利用者が多いということです。使用者はそのブログの中を回遊して、ブログを見てくれる可能性が出てきます。そして、自社のホームページのリンクをつけることでページに訪問する人への道筋を作ることができるのです。

無料ブログ運営会社ブログ名
株式会社サイバーエージェントアメーバブログ
LINE株式会社ライブドアブログ
株式会社はてなはてなブログ
シーサー株式会社シーサーブログ

ポイント

  • 無料なので利用者が多い
  • 発信してすぐでも見てもらえる可能性がある
  • SEOでの上位表示はほぼ不可能
  • 運営者のルールに縛られる

*逆を言えばプラットフォーム内の記事、つまりアメーバブログの記事はアメーバブログを使用している人にしかほとんど見られる機会がありません。そのブログをさらにフェイスブックやツイッターにシェアすることでより多くの人に自社のホームページを見てもらうことができます。あくまで最後に自社の財産のとなるのは、自社のサイトで作った記事や写真であることを認識しておくことが大切です。

まとめ

無料で使えるツールやブログには、運営会社にとっては利用者を増やすことに第一の目的があります。そのため無料である代わりに広告が出るようになっていたり、使用するための制限・ルールの中で使わなければなりません。ルールは運営者の独自判断で変更ができ、ビジネス利用などにも一定の制限をかけていることが多いです。

ただし、無料サービスは利用者が多いですし、そこからしっかり自社サイトに来てもらうようにするなど、仕組みを理解して上手く共存すると、自社で作ったホームページがさらに上手く活用できていくようになります。ただ、ネット上で何もやっていないよりは、無料ツールや無料ブログを活用している方が遥かに良いのは間違いありませんが、十分に仕組みを理解して使用することが必要。自社の独自ドメインのサイトをメインで作って、無料ブログなどはあくまで集客用のサブとして使うことがオススメです。

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長年アパレル業界で働いて、スーツ工場勤務から生産管理やカットソー縫製工場の責任者をしてきました。ノウハウの蓄積が少ないアパレル業界の仕事に関してまとめていきます。 【仕事】 ウェブサイト作成と運営 ウェブライティング アパレル製品企画 アパレルOEM生産 承っております。 お気軽にお問い合わせ下さい。 【趣味】 ボルダリング  頭と体を鍛える最強の趣味だと思ってます!!

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