【作っただけでは無意味】ホームページをコツコツ運営・集客する理由とは
ホームページを作った後ですぐに、検索したけれどウチのホームページが出てこないといったことを問い合わせされることがあります。
これはインターネットや検索エンジンの仕組みに関して少し勘違いしていることが原因。この仕組みを理解していただければブログ発信をするなど、集客もしなければホームページを作っただけでは意味がないということがお分かりいただけると思いますので、分かりやすく解説していきたいと思います。
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最初、ホームページは何もない広い宇宙の誰も知らない場所にいる
実はホームページができたばかりの時は、そこにたどり着く道を誰も知らないような状況です。
Googleなどの検索エンジンすらその存在を知りません。誰も行きかたを知らない場所にポツンと一軒のお店を作ったようなものです。
例えば実店舗や事務所は、道路もあってインフラの整った場所にオープンするため、偶然にも人が通り掛かって入ってくるかもしれません。しかし、作りたてのホームページは道路も標識も何もない場所にあります。誰かがフラッとたどり着く可能性はまずないのです。だからこそ、まずは住所を配って地道に誰かに訪問してもらうことや、広告を配って来てもらうことなどが必要になるのです。
参考
2019年に公開されていたウェブサイトは約16億でしたが、2021年では約18億という調査があり、1年に1億サイト、1日に約270万のサイトが生まれている計算になります。ただ、そのうち固有ホスト名を確認できる、有効なウェブサイトが25%程度と言われており、それでも1日には約67万5千サイトが作られていることになります。
GoogleやYahoo、Microsoft Edgeなどの検索エンジンとは
検索エンジンの役割は、基本的に一般ユーザーが欲しがる情報を探し出すことを目的にしています。
これまで多くの人が検索してきたキーワードなどから学習して、「あなたの欲しい答えはこれですよね?」っと順位をつけて参考になるサイト候補をユーザーに提供しています。
そのため、もしホームページを作成したあとに、ご自身の会社名を検索してみたとしても、同じ名前の会社がすでに存在してサイトを運営していれば、そちらが上位に表示されます。場合によっては、地域の企業情報や転職サイトのページが上に来ることになります。これは、今までの検索履歴や実績からユーザーの検索に対して、この情報こそがユーザーに提供する情報だと検索エンジンが判断した結果なのです。
人が少しずつ訪問すれば、道が広がっていくイメージ
自社のホームページを上位に検索されるようになるには、まずGoogleなどの検索エンジンにそのページがあることを認識してもらう必要があります。
そして、繰り返しユーザーにとって有益となる情報を発信することや、SNSなどからも集客することで実績が積み上がっていきます。人が少しずつ訪れて、長い時間滞在してもらえるようになると、検索エンジンからの評価も上がってきます。こういった地道なことを繰り返すことで、やがてGoogleがユーザーに検索したキーワードで上位に表示するようになるのです。
ブログ発信で自社のページへの道を増やす
サイトのページ数を増やすことは、ユーザーにとって訪問する道を増やすことになります。
企業情報やサービス紹介ページ・コンタクトページなどは固定された情報が多く、加筆することやページを新しくすることも少なくなってしまいます。しかし、ブログページは柔軟に営業的な情報から、製品情報や一般の方にとっても、なるほどと役立つ情報発信することが可能です。ページ数の増加=情報量の増加=情報の新しさ=サイトの評価を上げることにも繋がります。
しかし、ただ闇雲に発信するだけでなく、会社をどんなユーザーに見つけてもらいたいのか?この会社を探したいと思う人は、いったいどのようなキーワードで検索するのか?っということを意識して発信すると、より効果的にホームページを運用することができます。
ポイント
- 自社のお客さんなら、どんなキーワードで検索するのか?
- スポーツ系のアパレル製品を作りたいなら ⇒ 【スポーツウェア OEM生産】【スポーツウェア 生産】など?
- キーワードを入れたタイトルでブログを書く
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基本的なSEOはGoogleの考え方を理解すること
検索エンジンに評価され、上位表示されるための対策を検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の頭文字を取ってSEO対策といいます。
とはいえ、SEOってなんだ?結局どうすればいいかのかよく分からないという方も多いでしょう?
これはつまり、Googleなどの検索エンジンに好かれるための方法は何か?と考えると分かりやすいです。
Googleの検索アルゴリズムはアップデートを繰り返されていて正解は誰にも分かりません。そのアルゴリズムを分析してテクニックを教えるといった会社もありますが、なかなか素人には理解できないことが多いです。
最も重要なことは、Googleの検索エンジンが目指している方向性を考えると分かりやすいです。基本的にGoogleは「多くの人にGoogle検索エンジンを使ってもらいたい」と考えて検索エンジンの精度をあげるためにアップデートを繰り返します。つまり、それはGoogle検索結果がユーザーにとってより良い情報が提供できなければ実現できません。そのためにGoogleも日々進化しようとしているわけです。
つまり企業が発信する情報も、ユーザーにとって「分かりやすい」「有益である」という、まずは相手目線を意識して発信することこそが答えであることに変わりはないのです。
SEOのポイント
- 分かりやすい文章であるなど、まずはユーザー目線で有益な情報を発信
- 細かなテクニックは後回し
- 最低限のテクニックはタイトルにキーワード
ブログ運営の実例
僕は以前のアパレルOEMメーカー在籍時に、ブログでポロシャツのリブのバリエーションについて記事を書きました。すると数週間後にアパレルさんからリブの作製を依頼できますか?っと問い合わせがありました。先方さんに「どのように検索されてウチに問い合わせされたんですか?」とお尋ねすると「衿リブ メーカー」というキーワードで検索されたとのことでした。調べてみるとたしかに僕の書いたブログがその時は1位となって表示されていました。このように予期せぬことで検索されて、お問い合わせにたどり着いていただけるケースもありますので、積極的にまずは発信し続けることが重要です。