
ナット・ボタン【nut button】
ナット・ボタン【nut button】とは、南米の熱帯地方を原産とするタグア椰子の実を原料としたボタン。
椰子の通称をアイボリーといい、南米エクアドル産が最古とされている。水牛ボタンに次いで高級な天然素材ボタンで、シャツ・スーツ・ジャケット・コートなど多くのアイテムに使用されている。元々の色はアイボリーで、後染めで染色可能だが工程が難しいボタンとなっている。
1・挽割 | フライス鋸でボタンを作れる程度の厚みにカット |
2・乾燥 | 2日くらい天日乾燥させて水分をなくす |
3・裏燥 | 裏燥機にかけて、ボタンの形に丸くくり抜いて裏を滑らかに削る |
4・表挽 | 面削機で表面を削る |
5・穿孔 | 穿孔(せんこう)機でボタン穴をあける |
6・精錬 | サルファイトかプランキント水溶液につけて精錬 |
7・水洗 | 精錬後に薬品を落とす |
8・染色 | 一般的にニスで白抜き・捺染模様付け・クロム酸で焼付・染料で浸染めなどの工程を経る |
9・水洗 | 表面に残った染料を落とす |
10・乾燥 | 染色工程で含んだ水分を飛ばす |
11・艶出 | 艶出し機にかける |
12・型押 | ポンスなどを使用して型押し |
13・仕上 | 最終の艶だし仕上げ |
リンク
リンク